市の地区

ヴィノフラディ

Vinohrady, Jiriho z Podebrad

19世紀後半の住宅街で、長く続く通りには壮大なアパートメントが立ち並び、観光名所もわずかにあります。非常に快適で、新市街地や周辺にある様々な美味しいレストランに簡単にアクセスできます。

ヴィノフラディは、プラハ2の行政・自治体の中心地で、市内中心部からもわりと近くに位置します。周辺にはプラハ歴史地区の主要鉄道駅があります。

ヴィノフラディ(Vinohrady)は英語でブドウ畑を意味します。14世紀以降、この地域が一面ブドウ畑だったことがこの名前の由来です。神聖ローマ皇帝カール4世がブドウの苗を植えるよう命じたのが始まりで、それ以降、この辺りの土地が農民の手に渡るまでの約400年間、ブドウ畑が数多くありました。最終的にこの地域には、豪華なタウンハウスが建てられ、今日、屋外ワインガーデンのヴィニチニー・アルターン付近にブドウ畑がわずかに残されています。

最近は主に住宅が立ち並び、観光客の姿はほとんど見られません。見所といえば、イジーホ・ス・ポジェブラト広場にある聖心教会です。ヴィノフラディ地区西部にある平和広場(ナムスティミル)には、ゴシック・リバイバルの聖ルドミラ教会やヴィノフラディ劇場があります。

ヴィノフラディには公園が多数あります。中でも最も広く美しい公園は、北西エリアのItalskáストリート付近にあるリーガーの果樹園(Riegrovy sady)です。19世紀にイギリス式庭園をモデルに造られ、シートを敷いてリラックスできる雰囲気は現在も当時のままです。この公園の裏手付近にある断崖からは、プラハ城を見下ろせる他、園内では夏期間中に屋外ビアガーデンを楽しめます。

ヴィノフラディは市内でも有数のカフェやレストランを誇ります。またゲイバーも数多く、スリル満点なゲイシーンがあります。市内中心部で観光を満喫した後は、ここで素晴らしいディナーをぜひお楽しみください。ディナー後は、クラブやパブに繰り出すのもお勧めです。

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